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近所にスーパー銭湯があることがわかったので定期的に通うことにしたのですが
通う内におかしなことに気が付いた。
入り口付近の体重計に決まって同じ人が乗っているのだ。
あまりにもいつもいるので、気になって話しかけてみることにしました。


「もしもし、なぜあなたは毎日体重計に乗っているんですか?」
「…いえ実は体重が1日に1キロずつ減っていってるんです。
1か月前は60キロあった体重がホラ…」

体重計を見てみると…なるほどメモリは30キロを指している。

「しかしあなたを見てると、とても30キロには見えませんが…」
「そうでしょう?だから恐ろしいんです。
かといって減少は止まらないし、私の体に一体何が起きてしまったのか…」



「やはり減っていますね…」
「はい」
…3日後。やはりそこにいた男性に話しかけてみると
彼の体重はぴったり27キロになっていた。

「私は怖いんです」
「なぜですか?」

「0になったら私という存在が消えてなくなってしまうんじゃないかって…。
…もしこのまま消えてしまったら、あなたとここで会ったことを忘れないでいてくださいますか?
そうすれば少しは自分という存在がいたことが報われる気がするんです」
「わかりました」



1か月後、ふと男性はどうなったのだろうと思い立ち
銭湯の体重計を見に行ったが、もう姿はなかった。
おそらく体重が0になって消えてしまったのだろう。


本当にくだらない人だったなあ…と思いました。

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プロフィール

塚本夢浩

Author:塚本夢浩
漫画歴:
~2013年。
・コミティアなどのイベントで創作男女やNLのジャンルを描いていました。

2014年。
・角川系列の少年誌に4本読み切りを描きました。

2015年。
・別冊少年マガジンに「限りなく完璧に近いミューズ」という読み切りを描きました。
・タマフルの「ムービーウォッチメン」バクマン回にて投稿したメールを採用して頂きました。

2016年~。
少年サンデーS・サンデーうぇぶりにて「星空のきみ」という漫画を平行連載中。

連載までは及川徹先生の所でアシスタントをしてました。
町山智浩さんやライムスター宇多丸さんの映画評論が好きです。

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